施工上の注意

無垢フローリング施工・使用のご注意

無垢フローリングの施工・使用にあたっては、無垢材の特性に充分に配慮し、適切な処置をして下さい。

1.採用にあたって

  • 無垢材は自然物です。暖かい手触りや自然な風合い、調湿作用など優れた特性を持っていますが、その裏返しとして、質のバラツキ、 狂いやすさなどの欠点も有しています。
    当社のフローリングはこれらの欠点を極力抑えながら、長所を最大限に生かすべく製造されていますが、無垢材固有の欠点についてもご理解されたうえでご使用下さい。
  • まわりの湿度の変化に対応して吸放湿を行い、それとともに伸縮します。
  • 乾燥による収縮のため、施工後に多少の隙間が開いたり、小さな割れが生じるたりすることがあります。
  • 乾燥により多少の反りが生じることがあり、継ぎ手に多少の目ズレが発生します。
  • 色調、模様が一枚毎に異なります。また、時間とともに色調は変化( 経年変化) します。
  • 材中に含まれるヤニ分が表面に染み出してくることがあります。

2.施工前の確認

  • 当社の無垢フローリングは含水率12%未満( 平均8〜9%) まで人工乾燥された材料を使用して製造されていますが、流通過程において、 何らかの原因で含水率が上昇することもありますので、使用前に含水率が異常に上昇していないかご確認下さい。
  • 施工前に湿気の多い場所で保管したり、雨に当てたりしないようにして下さい。
  • 施工開始一週間程前に開梱し、施工現場の環境( 湿度) に馴染ませて下さい。
  • 色調や模様のバランスをとるために施工前に仮並べをしてから施工して下さい。

3.下地

  • フローリングを取り付ける下地となる合板、根太、大引き、梁などには必ず現場の平衡含水率近くまで乾燥させた乾燥材を使用して下さい。
  • 床下の換気、乾燥が不十分な場合、施工後に暴れ、床鳴りが発生する恐れがありますので、床下の通風は充分に行なって下さい。

4.施工

  • 実を強く叩きすぎると膨張時に反りが生じる恐れがありますので、予め名刺一枚程度の隙間を設けてください。
  • 施工は接着剤とビスを併用で行い、ビスを下地を通して根太上に打ち固定して下さい。
  • 床鳴り、軋みを防止するため、接着剤は強力な弾力系のアクリルまたはウレタン系木質床用を使用して下さい。
    ( 木工ボンドの使用は避けて下さい)
  • 壁面との境界は5〜10mm程度の隙間を設けて密着させず、幅木で隠して下さい。
  • はきだし窓、敷居の納めは必ずクリアランスを設けて、コーキング処理をして下さい。
  • 根太レス工法を採用する場合には、材厚の3倍程度の長さのカット付コースレッドビスを使用して大引きや梁に固定して下さい。

5.塗装

  • 当社の製品には、木質系および樹脂系(ホットメルト)のパテにより補修された箇所があります。
    塗装される場合には、パテとの相性をご確認のうえ塗料を選定下さい。

6.メンテナンス

  • 日焼け、色褪せの原因になるので、できるだけフローリング表面に直射日光が当たらないよう配慮して下さい。
  • 収縮、暴れの原因になりますので、温風ヒーター、ストーブなどの熱が直接当たらないようにして下さい。
  • 無垢フローリングは表面が傷つき易いのでご注意下さい。家具などの重い物を引きずらないで下さい。 机や椅子の脚にはフェルトを貼る、またはキャスター付の椅子を使用する場合には、下にカーペットなどを部分敷きするなど、キズ対策を充分に行なって下さい。
  • 水、醤油などをフローリング表面にこぼした際には、染みの原因になりますので、速やかに拭き取って下さい。
  • 年一回以上は、床材専用のメンテナンス用品でメンテナンスを行なって下さい。
  • ヤニ分が染み出してきた場合には、専用の溶剤を使用し拭き取って下さい。

高湿度環境等においては、充分な床下換気は勿論ですが、図のように防水シートと12mm厚以上の耐水合板を捨て貼りして下さい。
0.1mm厚以上の防水シートを根太と捨て貼り合板の間に敷き込めば効果的です。


無垢フローリングの雄実に直接釘打ちすると実部が欠けたり、割れたりする場合がありますので、 予めドリルで直径2mm程度の導き孔を空けてから釘打ちして下さい。
( 割れたまま施工すると踏み鳴りが生じる場合がありますので、充分な注意が必要です。)

下地施工の場合は、下地合板にネタボンドを塗布し、45度の角度で揉み込んで下さい。

フィニッシュネイルではなく、カット付コースレッドを使用し45度の角度で揉み込んで下さい。