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手入れ不要でおしゃれに!
人工木フェンスに代わる次世代の木フェンス『KIVIPUU』

「せっかくおしゃれな木フェンスを選んだのに、手入れが大変すぎた…」
「人工木フェンスにしたけど、質感がちょっと安っぽい気がする…」

こんな風に、フェンス選びで“あとから後悔する人”が少なくありません。 庭や外構の印象を大きく左右するフェンスは、見た目だけでなく、耐久性やメンテナンスの手間までしっかり考慮することが重要です。 本記事では、「おしゃれで手入れ不要な理想のフェンス素材」を探している方のために、 今注目されている新しい選択肢をご紹介します。 天然木なのに人工木フェンスのような扱いやすさを兼ね備えた、次世代の木フェンス素材とは――? 「木製フェンス」「人工木 フェンス」を検討中のあなたにこそ知ってほしい、後悔しないフェンス選びのヒントがここにあります。

1.木フェンス選びでよくある3つの後悔

「おしゃれに見えるから」「ナチュラルな雰囲気が好きだから」そんな理由で木のフェンスを選ぶ人は多いですよね。
実は最近、「見た目は天然木なのに、手入れがほとんどいらない」そんな理想的なフェンス素材が登場しています。
それが、北欧フィンランド生まれの木材「KIVIPUU(キビプー)」です。

一般的な木材を使ってしまうと…?

■ 後悔①:お手入れが予想以上に大変
天然木のフェンスは、確かに見た目はとても魅力的。でも雨や日差しにさらされることで、色あせやカビ、反り(そり)などが出やすいんです。 そのため、定期的な塗装や防腐処理が必要になります。 気がついたら年に1〜2回、天気のいい日にペンキ塗り…。 「最初は良かったけど、だんだん面倒になってきた」という声もよく聞きます。

■ 後悔②:人工木にしたけど質感がちょっと…
最近人気の人工木フェンス。耐久性があり、手入れも簡単。魅力的な選択肢です。 でも中には「見た目がちょっとチープだった」「木目が不自然で家の雰囲気と合わなかった」など、後悔する声もあるんです。 見た目重視の外構では、素材のリアルさってけっこう大事ですよね。

■ 後悔③:天然木は気になるけど長持ちしない?
「やっぱり本物の木がいい」
そう思っても、耐久性やメンテナンスの手間が気になって、結局あきらめたという人も。 せっかくのフェンスなのに、数年で傷んでしまうのはもったいない。 見た目・耐久性・手入れのしやすさ――全部をバランスよく備えた素材、そんな都合のいいものがあれば…と思いませんか?

2.「おしゃれ×実用性」を両立するフェンス素材、ある?

「木のあたたかみを感じたいけど、手入れが面倒なのはイヤ」
「人工木の便利さも捨てがたいけど、ちょっと味気ない…」

そんなふうに感じている方にぴったりなのが、“天然素材×手間いらず”を両立したフェンス素材です。 最近は、天然木に特殊な処理を施して、人工木のような耐久性を持たせた建材が登場しています。 その中でも注目されているのが、フィンランド生まれの木材「KIVIPUU(キビプー)」です。

社長宅に設置したKIVIPUUフェンスです
社長宅に設置したKIVIPUUフェンスです

3.KIVIPUUってどんな素材?

KIVIPUUは、北欧の赤松材に「水ガラス(ケイ酸ナトリウム)」という無機物をしみ込ませ、木をまるで“化石”のように安定化させた特殊な素材です。 一見ふつうの天然木に見えますが、驚くほどの耐久性・寸法安定性・防腐性を持っています。 この“化石化”によって、腐朽菌が育つための水分や栄養にありつけなくなるため、 木が腐る原因そのものが取り除かれているんです。

KIVIPUUの構造 水ガラス注入のイメージ
KIVIPUUの構造 水ガラス注入の様子

実際、ヨーロッパの木材耐久性評価基準(EN350-1、CEN/TS15083-1)でも、 KIVIPUUは最高ランクの「非常に高い耐久性(Durability Class 1 - Very Durable)」に分類されています。 しかも、防腐剤を一切使わずにこのランクに入る木材は非常にめずらしく、自然素材としては驚異的な性能です。

KIVIPUUが持つ主な特長は以下のとおりです
◉ 湿気に強く、反りにくい
◉ 虫にも強く、腐りにくい
◉ 難燃性もあり、火にもある程度耐える

そして最大の魅力は、「ほぼメンテナンスいらず」ということ。 日々の掃き掃除程度さえしていれば、塗装や防腐剤の塗り直しは基本的に不要で、施工から約1年で自然に上品なシルバーグレーに色が変化し、そこからも長く美しさを保ってくれます。 つまり、「見た目は本物の木」なのに、「性能は人工木以上」という、いいとこ取りのフェンス素材なんです。

4.人工木と何が違うの?

人工木とKIVIPUU。どちらも手入れが少なくて済むなら、何が違うの?と思いますよね。

比較項目 人工木フェンス KIVIPUU(天然木)
見た目 木目調の樹脂 本物の木
メンテナンス ほぼ不要 ほぼ不要
耐久性 高いが熱に弱い場合も 高耐久・反りにくい

KIVIPUUは、自然素材の風合いと、先進的な機能性をあわせ持つ“次世代型フェンス材”として注目されています。

5.後悔しないフェンス選びのために

家の印象を大きく左右するフェンス。だからこそ、デザインだけでなく「あとから困らないか?」という視点がとても大切です。

◉ 木の雰囲気が好き
◉ おしゃれにしたい
◉ でも手入れはラクにしたい

そんなあなたにとって、KIVIPUUのような進化系天然木フェンスは、きっと心強い味方になります。

人工木フェンスが選ばれる時代から、“天然木でここまでできる”という時代へ。
素材からこだわった外構で、もっと自分らしい庭づくりを始めてみませんか?