カラマツ 外壁/軒天
ルスラーチ(ダフリカカラマツ)はロシアの極東及び、シベリア地方に広く分布し、その年輪の美しさや重硬さ、また時間と共に美しさを増していく色合いから、ヨーロッパではフローリングの王様と呼ぶに相応しい風格と品質を兼ね備え、根強い人気があります。
カラマツ6つの特徴
- ①ルスラーチはカラマツの中でも太さや年輪の細密さにおいて圧倒的な材質を誇っています。
- ②みっしりと詰まった年輪が醸し出す気品と重厚な存在感は、ルスラーチならではの特徴です。
- ③時間経過によりゆっくりと美しい色合いに変化します。自然塗料での着色も美しく馴染みます。
- ④ルスラーチは強度や耐水性に優れ、枕木や杭にも使用されています。
- ⑤針葉樹の中では硬く傷つきにくく、外壁材やウッドデッキ等のエクステリア用に適しています。
- ⑥天井仕上げ材や化粧壁、内装材等にも幅広く使用することができます。
SIZE
※働き寸法
軒天材 | 12mm × 120mm × 1860mm |
12×120
|
---|---|---|
サイディング(突付) | 18mm × 140mm × 2985mm |
18×140
|
サイディング(ドイツ下見) | 18mm × 140mm × 3985mm |
18×140
|
※働き寸法
-
❶ご採用にあたって
- 天然木ならではの暖かい手触りや自然な風合い、調湿作用など優れた特性を持っていますが、その一方で品質の不揃いや変形などの欠点も有しています。
- 過乾燥による収縮が起こった場合、継ぎ目に隙間が開き、割れ、反りなどが生じる事があります。
- 天然木は時間と共に色調が変化(経年変化)します。
- オイルカラー塗装品は、自然素材特有の色のムラや色染みが発生しますので、サンプルとイメージと異なる事が有ります。
-
❷施工前の確認
- ルス・フロアーは含水率12%未満(平均8~9%)まで、中温乾燥でじっくりと人工乾燥された材料を使用して製造されていますが、流通過程等において何らかの原因で含水率が上昇する可能性があります。
- 湿気の多い場所や、雨に濡れる様な場所での保管は含水率を上昇させ、不具合の原因になりますので、避けてください。
- 商品は開梱した後、施工現場の空気環境に十分馴染ませてから施工してください。
- 色調や質感、木目柄など全て異なる為、施工前に仮並べをした上で、全体のバランスを確認の上、施工してください。
- ルス・フロアーは無垢素材商品の為、施工時には多少のハネ品が出る事がありますので、予め数量には余裕を持って御注文ください。
-
❸下地、現場環境
- フローリング施工の下地となる合板、根太、大引き、梁などには、現場の平衡含水率まで乾燥させた乾燥材を使用ください。
- 床下の換気や乾燥が不十分な場合、施工後にフローリングが膨張変形し、床鳴り等の問題が発生する恐れがありますので、床下に湿気がこもらない様、通気は十分に行ってください。
- 漆喰などで壁の仕上げを行う場合には、十分に乾燥するまでの間、室内に湿気がこもる場合もあり、無垢材に影響を与える恐れがありますので、十分に換気をおこない現場の風通しを良くしてください。
-
❹施工
- 施工時に実を強く叩きすぎると膨張時に反りが発生し、床鳴りの原因となりますので、予めフローリングの継ぎ目には名刺一枚程度の隙間を設けて施工ください。
- 下地合板の接続部とフローリングの接続部が重ならない様に施工ください。
- 施工は、接着剤とビス(フローリング専用タッカー)の併用で行います。
- フローリングは施工後も生きている為、動きや変形に追随する接着剤として、弾力系のアクリル又はウレタン等の 樹脂系接着剤(F☆☆☆☆)をご使用ください。(木工ボンド、上記以外の使用は床鳴りの原因となりますので避けてください。)
- 壁際との境界は5~10㎜程度の隙間を設けてください。
-
❺養生方法
- 無垢フローリングは表面が柔らかく傷がつきやすい材料です。養生前にはちり、ほこりを綺麗に取り除いてから養生をお願いします。
- 養生テープを直接、無垢材の表面に貼ることは避けてください。
- テープの粘着性により表面が汚れたり、剥がす際に塗料が一緒に剥がれる恐れがあります。
- 無垢材は、直射日光等で日焼けしますので、施工後は速やかに養生を行ってください。
-
❻使用上の注意
- ご使用時の優しいお気遣いと、適切なメンテナンスにより、ルス・フロアーは自然素材ならではの美しさを保ち続けます。
- 直射日光が長時間当たると、日焼け、色褪せの原因になりますのでご注意ください。
- ストーブ、温風ヒーター、エアコンなどをご使用の際には、熱や温風が、特定の箇所に集中して当たることが無いように、ご配慮ください。急激な乾燥により、収縮、反り、割れなどの不具合が発生することがあります。
- ルス・フロアーの標準仕様製品は、床暖房、ホットカーペットを前提としては生産されていません。(床暖房との併用については、別途、お問い合わせください。)